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バルトレックスは帯状疱疹や水疱瘡の治療薬として広く使用されている抗ウイルス剤です。
一般的にバルトレックスは医師の処方箋がないと購入できないため、医師の指導のもと適正な分量を使用していれば、大きな副作用は起きにくい薬です。

しかし、現在はインターネットで簡単に個人輸入業者から購入することも可能なため、特に繰り返し罹患してしまう人は、手軽にそういった手段でバルトレックスを手に入れることができてしまいます。
代行業者を利用することで更にお手軽に購入が可能になるので、ネット通販を利用して海外からバルトレックスを取り寄せるのが簡単な入手方法だといえます。

ここで問題になってくるのがバルトレックスの副作用です。
医師の指導の下で使う分には安全な薬ですが、自己流で服用すると、薬を飲むタイミングが正しくなかったり、間違った分量を服用してしまい、大きな副作用を引き起こしてしまう場合があります。
深刻な健康トラブルに発展してしまわないように、バルトレックスの副作用に関する正しい知識を身につけましょう。

バルトレックスの副作用が出る頻度はどれくらい?

バルトレックスの副作用が発生する割合は決して高くはありませんが、一般的に副作用の発生率は1.12%と言われています。

その中で、一番多く発生する副作用は眠気や頭痛、身体の怠さなどの神経系の症状で、バルトレックスを副作用した人のなかで、約0.5%の人にこれらの神経系の症状が表れると言われています。
重篤な場合だと、立っていられないほどの目まいや意識レベルの低下などを引き起こす場合もありますが、軽い眠気であれば日常生活に支障が出ることは少ないでしょう。
ただし、強い眠気を感じたときは、車や自転車などの運転は避け、機械の操作などもやめ、身体を休められる環境を作りましょう。

また、頭痛が起きた場合もさらにそれを抑えるために頭痛薬を飲むのではなく、いったんバルトレックスの服用をやめ、医師に相談するようにしましょう。

消火器系症状の副作用

次に多いのが消火器系症状です。
バルトレックスを服用した人のなかで、消火器系症状が起きる確率は約0.5%以下と言われています。

具体的には腹痛や吐き気、下痢などの症状が発生し、これらの消化器系症状はバルトレックスの有効成分が腸から体内に取り込まれる際に起きると言われています。
ただ、消火器系症状は身体全体にかかるストレスが引き起こすこともあるため、単純にすべての消火器系症状がバルトレックスの副作用ということではありませんので注意が必要です。

腎臓や泌尿器関連の副作用

また消火器系症状とほぼ同じ頻度で副作用が起きてしまうのが、腎臓・泌尿器です。特に脱水症状として副作用が発生することが多いです。
なぜ腎臓・泌尿器に副作用の症状が出てしまうのかというと、バルトレックスの有効成分が腎臓でろ過され、結晶化することで、腎臓に沈着化し、腎障害が起きてしまうのです。
そのため、尿が出にくくなってしまい、脱水症状を引き起こしてしまいます。

さらには発生頻度は0.02%程度と低いですが、腎障害が重篤化してしまうと、身体の中の老廃物が排出されなくなってしまう急性腎不全になってしまうことがあります。
バルトレックス服用中は尿の色に注意し、色が濃くなって来たら脱水症状の危険サインです。
服用中はこまめに水分補給をするようにしましょう。

そして発生頻度は0.5%以下ですが、まれに起きるのが皮膚に発生する副作用です。
かゆみを伴う蕁麻疹や発疹など、アレルギー症状による皮膚疾患が起きる場合があります。
それらは帯状疱疹や水疱瘡とは全く違う種類の皮膚疾患ですので、バルトレックスの服用を中止し、どちらの治療を優先するかを医師に相談しましょう。

以上で紹介した副作用は比較的発生頻度が高いものの、バルトレックスの服用を中止すれば比較的簡単に副作用の症状が治まるものです。
しかし、ごく稀ですが重篤な副作用が出る場合もありますので、その際には医師にすぐに相談する必要があります。

その他の副作用

その中でいくつかの副作用を紹介すると、発生頻度は0.13%と低いですが赤血球や白血球、血小板などの血中細胞成分が低下してしまう症状がおきることがあります。

赤血球の数が低下すると慢性的な貧血状態になることがあり、白血球の数が減るとそのことにより免疫力低下による発熱、寒気、のどの炎症などの風邪に似た症状が起きることがあります。
また止血作用がある血小板が減少すると、けがをしたときに血が止まりにくくなり、感染症に罹患してしまう可能性も出てきます。

そして、まれに起きる重篤な症状のうちで特に気を付けたいのがアナフィラキシーショックです。
バルトレックスを飲んだ際に発生する薬剤への過敏反応のことで、体質的にバルトレックスが合わない場合、動悸や息苦しさ、吐き気、血圧の低下などのショック症状が表れる場合があります。

アナフィラキシーショックで一番恐ろしいのは、最悪の場合、死に至るという部分です。
特に医師の管理下以外で、バルトレックスを服用していた場合は、予期せぬ事態に発生することもありますので、すぐに病院にいくようにしましょう。

バルトレックス服用で肝機能障害が出ることもある

バルトレックスで一番発生しやすい副作用は肝臓障害です。
バルトレックスを服用後、その有効成分は肝臓で代謝されますが、服用していないときに比べて肝臓に大きな負担がかかってしまうので、肝機能数値が上昇してしまうのです。

主な副作用の症状としては、倦怠感、食欲不振、吐き気・発熱なとのインフルエンザのような症状や黄疸、皮膚のかゆみなど幅広く、性別や年齢などでの症状の違いは見られません。
あくまでも個人の体質によって、出てくる副作用の症状は大きく異なるというのが特徴です。

バルトレックスによって引き起こされる肝臓障害は大きく3つの種類に分けることができます。

「中毒性」の肝臓障害

まず一つ目は必要以上の分量の薬剤を過剰摂取することによる「中毒性」の肝臓障害と呼ばれるものです。
バルトレックスを服用すると、薬剤成分は肝臓内の肝細胞の中に取り込まれます。
通常は薬物代謝作用によって、薬剤は代謝されていきますが、過剰に摂取された場合は中間代謝産物が肝細胞の働きを低下させるため、肝機能が代謝しきれずに肝臓障害を引き起こしてしまいます。

これはバルトレックスに限らず、市販の頭痛薬や風邪薬を過剰摂取した場合も同じような症状が表れます。
医師の管理下のもとで服用する場合はこのようなケースは起こりにくいのですが、個人輸入業者から購入し、自己判断で服用している場合などではこのようなトラブルが起こることがあります。

アレルギー性の肝臓障害

一方で、指定された用法・容量を守って服用していた場合でも、副作用がでる場合もあります。
それをアレルギー性の肝臓障害と呼んでいます。
なぜアレルギー性の肝臓障害が起きてしまうのかというと、体内に入ったバルトレックスの有効成分は肝臓内の肝細胞で代謝されますが、その際に高分子のたんぱくと結合すると抗原性を獲得してしまいます。
そして、細胞性の免疫異常が起こってしまい、肝細胞に障害が起きることで、アレルギー症状がでてきてしまうのです。

アレルギー性の肝臓障害の場合、副作用が起きるかどうかは事前に予想することは難しく、実際にバルトレックスを服用してみて初めて副作用が起きることが分かったという人がほとんどです。
ただ、今まで薬を服用した際に副作用がでたり、喘息やアトピーなどアレルギー体質の人には、バルトレックスによる副作用がでやすいため十分な注意が必要です。
早ければ服用して30分~数時間で副作用が表れることが多いので、特に初めて服用する際は、体調の変化に十分に気を付けましょう。

このような肝臓障害が表れた際に血液検査を行うと、ほとんどのケースで肝機能数値が異常に上昇していることが多いです。
トランスアミナーゼ(ALT、AST)が上昇しているときは、肝細胞の障害が疑われ、ALPやγ-GTP、総ビリルビンの数値が上昇しているときは、胆汁がうっ滞している疑いがあります。
胆汁のうっ滞とは、胆汁が毛細胆管や肝細胞内に停滞することによっておきる症状で、アレルギー性の肝臓障害のなかで最もポピュラーなタイプです。
また、アレルギー性の肝臓障害の場合、血液検査をすると血液中の好酸球(アレルギー反応が起きたときに増える白血球)の数値が上昇を引き起こすこともあります。

長期服用による肝臓障害

また、長期間バルトレックスを服用し続けることによる副作用もあります。
肝臓の機能には個人差が大きく、薬の成分をスムーズに代謝できる体質の人と、代謝しきれないまま少しずつ蓄積してしまいう人の2つに分かれます。
代謝しきれずに肝臓内に蓄積が続き、それが数ヶ月~1年以上続くと、副作用として肝機能障害が表れてしまうのです。

バルトレックスは比較的長期間に渡って服用する人が多いので、知らず知らずのうちに肝臓に大きな負担をかけてしまっていることがあります。
そして、こうした長期間の服用による肝臓障害は重篤化してしまうことが多く、放っておくと大きな健康被害につながることもあります。

バルトレックスを長期的服用の人は定期的に検査が必要

バルトレックスは長期間服用することの多い薬剤です。
抗ウイルス剤として、表だって症状が出ない状態でも、体内にウイルスが残存していると想定し、再発予防に服用し続けることが多いのです。

長期間に渡って服用する際は、必ず定期的に血液検査を受けることをお薦めします。
バルトレックスの副作用は血液検査の数値の変化で、自覚症状として身体に異変を感じる前に気づくことができます。
そのため、血液検査で肝臓の数値の上昇が見られた際、まだ自覚症状はないとしても、副作用が起きる可能性が高まっているということで、すぐに医師が対処することができるのです。

もちろん身体に異変を感じた際にはすぐに医師に相談することが大事ですが、定期的に血液検査を受けて、早めに手を打っておくことで健康への被害を最小限に留めることができるのです。

もしバルトレックスの副作用が発生してしまい、肝臓機能に障害がでた際の治療方法は、とにかくバルトレックスの服用を直ちに中断するというものです。
一般的には服用を中止するだけで、ほとんどの症状は軽減し、快方に向かいます。
重度の場合は肝機能改善薬を用いながらの治療になります。

一方で、バルトレックスを飲むことによる副作用がどのようなものなのかということを患者自身がしっかり理解しておくことも大事です。
最近では薬局で処方される際にお薬手帳というものを使って、薬の効能や副作用について薬剤師から注意点が伝えられるようになっています。
定期的に医師と薬剤師に自分の体調と薬の相性について情報交換しておくことで、いざというときにスムーズな対応を引き出すことができるのです。

バルトレックスは個人輸入で購入

しかし、トラブルが起きやすいのは病院で処方されたバルトレックスを使用する場合ではなく、個人輸入して使用する場合です。
最近はジェネリック医薬品が登場し、以前よりは薬剤の価格が安くなりましたが、依然として再発防止としてバルトレックスを使用する場合は保険適応外となるため、費用が高額になってしまいます。
そのため、長期間に渡って再発防止のためにバルトレックスを使いたい場合は、インターネットで個人輸入業者から購入し、低価格で手に入れている人も増えているのです。

個人輸入には注意点もある

バルトレックスは個人輸入で病院の処方よりも安く入手できますが、一方で個人の判断でバルトレックスを長期間に渡って服用することは、重大な副作用と背中合わせとなっています。
一度に過剰に摂取していたり、薬剤アレルギー反応がでていても、そのまま飲み続けていたり、非常に危険な服用の仕方をしてしまう人も少なくありません。
それが長期に渡って続くわけですから、深刻な副作用を引き起こしてしまうこともあるのです。

さらには、定期的な血液検査で肝臓機能の状態を把握することもできないため、自覚症状として強い副作用が出てから、慌てて病院に駆け込むというケースもあります。
また、肝臓や腎臓に持病がある人にとっては、薬剤の分解や代謝、排出が上手くいかないために思わぬ形で合併症などが引き起こされることもあります。

もし、個人の判断でバルトレックスを長期に渡って飲む際には、自分の体調の変化に細かく気を配り、体調に異変を感じたら、そのときの時間や状況について忘れないようにメモを取って置きましょう。
眠気や頭痛などは比較的発生しやすい副作用ですが、どんどん眠気や頭痛が酷くなっていっているのか、少しずつ落ち着いてきているのか、些細な点ものちのち何かあったときに非常に有用な情報になります。
そして、不安なときはすぐに医師に相談しましょう。
同時期に飲んでいた薬やサプリメントなども伝えることで、副作用に対する治療の助けになります。

とにかくバルトレックスの長期服用による副作用を防ぐためには、定期的に血液検査を受けることが一番大事なことです。
身体にはっきりとした症状が表れてからではなく、血液検査の数値で事前に危険を察知しておきましょう。

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